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『ビフォア・サンライズ』&『ビフォア・サンセット』;リチャード・リンクレイター  ★★★☆☆ | 映画・小説レビューとか
【ビフォア・サンライズ】(邦題;恋人までの距離〈ディスタンス〉)
『ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク共演によるラブ・ロマンス。列車の中で偶然出会った一組の男女。二人は意気投合して列車を途中下車し、ウィーンの街をあてどもなく歩く。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがてお互いの生活に帰る朝がやってくる……。』(Yahooムービーレビュー参照)

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【ビフォア・サンセット】
『リチャード・リンクレイター監督の『恋人までの距離(ディスタンス)』の続編。前作に引き続き、イーサン・ホークとジュリー・デルピーが登場。お互いの気持ちを確かめるための時間がほんの数時間しかない中で、どうやって思いを伝えるのか、ドキドキしながら最後まで楽しめる。
9年前、2人の男女が偶然出会った。ジェシー(イーサン・ホーク)とセリーヌ(ジュリー・デルピー)はウィーンでひと晩ともに過ごし、夜明け前に別れた。そして運命の再会をはたした2人は……。』
(Yahooムービーレビュー参照)

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◇続編には駄作が多いといわれる。一方、サンライズの方は名作との評が優勢のようだ。
ということで、へそ曲がりの僕は続編で幻滅することを避けて、‘あえて’続編のサンセットの方からみて、間髪いれずにサンライズを見ることに。
で、これが大正解。現在の洗練の途上にある2人から、9年前のまだ荒削りで多少とげとげしさもある2人に遡ることで、‘ラブロマンス’に‘青春映画’の要素を導入することができました。
現在の洗練の途上にある2人の根っこには何があり、また、どのようにその根っこは生まれたのか?など、ジグソーパズルのピースをはめ込むようなおもしろさも。。。
結果的にはどちらもおなかいっぱい満足できました。

◇サンライズはウィーン、サンセットはパリが舞台。
それぞれ美しい町並みに2人が溶け込む(旅行に行きたくなる、、、ウズウズ)。
サンライズでは終わりに、サンセットでは始めに、2人が歩く街角の映像が2人がいない状態で映される。どこにでもいる2人の、どこにでもある街角での、どこにでもある物語りである、というように。

◇映画の中で経た年月と実際の世界の年月が同じであることから設定にもリアリティがある。
2人の会話のネタもサンライズ、サンセットに共通しているものがいくつかある。
現在と昔とでは違った解釈をしているネタもあり、このズレが、言い換えれば‘2人の会話’が2人を隔てていた9年という時間を物語る。
なんでもない会話の羅列が、なんだか胸に切ないものを刻んだりもする。

◇この2つの映画、イーサン・ホークもしくはジュリー・デルピーが好きだから見てみた、という方が結構多いようだが、僕は出演者に魅かれたというよりは、お気に入りの映画【ウェイキング・ライフ】(あとデモとか→)の監督の作品だったからみてみました(他にも『テープ』とか)。ウェイキング・ライフもそうだったが、この監督の映画、とにかく‘会話’に尽きる(ウェイキング・ライフ、テープでは、‘会話’を別の角度から描いている。)。
でそんな監督の嗜好をニオワセル台詞がサンライズでのイーサン・ホークとジュリー・デルピーとの会話にありました。それはだいたいこんなかんじ(ウロ覚えですが、、、あと脚色も少しあり。);

デルちゃん&イーさん;「・・・・・・・・(見つめ合う2人)。」
デルちゃん;「・・・もし神が居るとしたら人の心の中にではない。(筆者注;今ここで会話をしている)ヒトとヒトの間の‘この’わずかな空間に存在するのよ、・・・(kime顔)。」
イーさん;「・・・・・・・(しばしウト~リ)。」

これって実は結構、東洋的な発想にも思える。
例によって囲碁で例えると;
1つの碁石(=会話)自体にはなんの意味もないが、碁盤の上に布石され、別の碁石(=会話)と関係を持つことで意味が生まれてくる。そして、1つでは何の意味もない碁石(=会話)がいくつか組み合わさることで空間(=恋人たちのアマ~い時間、あるいはデルちゃんのいう神の居場所)を囲み取る。(ちょっと強引か。。。)

◇終わった後にはどんな会話があったかなんてほとんど頭の中には残っていない。
ただ、胸の中に‘切ない記憶’だけがじんわりと残る。
そんなオサレな映画だと思います。
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【2005/11/10 00:57】   トラックバック(3) | コメント(1) | この記事のURL | Admin↑ | Top↑






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コメント
こんばんは!トラバありがとうございます。
私、ビフォア・サンライズは未見なので、さっそく見てみたいと思います。この2作に共通する会話のツボをみつけるの、楽しそう。
サンセットはパリの雰囲気がむんむんで、ほんとオサレな映画だと思います。
【2005/11/10 03:10】 URL | Yumimin [ 編集] | top↑

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映画『恋人までの距離(ディスタンス)』
原題:Before Sunrise列車の中、隣の夫婦喧嘩の喧噪から席を移ったセリーヌ(ジュリー・デルピー)、通路を挟んでジェシー(イーサン・ホーク)、ここから物語が始まる・・・。 出会いは、女性が積極的だ。現実にはないだろうなぁって思ったけど、女性のほうが積極的ならああい 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~【2005/12/23 11:46】
『ビフォア・サンライズ』&『ビフォア・サンセット』;リチャード・リンクレイター  ★★★☆☆
【ビフォア・サンライズ】(邦題;恋人までの距離〈ディスタンス〉)『ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク共演によるラブ・ロマンス。列車の中で偶然出会った一組の男女。二人は 80sキッズの逆襲【2006/01/14 18:37】
ビフォア サンライズ 恋人までの距離
1995年公開の映画です。1992年のダグラスクープランドのジェネレーションXという本からX世代(日本で言う団塊ジュニア世代か?)という世代カテゴリーの言葉が生まれました。その世代 80sキッズの逆襲【2006/01/14 18:40】
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